1. 序論 1.1. 本報告書の目的と背景 本報告書は、富士通株式会社(以下、富士通)の環境側面における取り組みとパフォーマンスを、「気候変動」「資源循環」「生物多様性」の三つの重点分野において包括的に分析・評価することを目的とする。この分析は、同社の環境スコアリングに必要な詳細情報の提供を意図し、学術的厳密性をもって実施するものである。気候変動の深刻化、資源制約、生物多様性の損失といった地球規模の課題に対し、IT・エレクトロニクス業界のリーディングカンパニーである富士通がどのように対応しているかを明らかにすることは、投資家、顧客、社会全体にとって極めて重要性を増している。富士通自身も、サステ…