GX RESEARCH
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更新日: 2025/6/5

TIS

3626.T
プライムアイコンプライム
プライムアイコン運輸・情報通信業
環境スコア240
売上
549,004百万円
総資産
525,456百万円
営業利益
64,568百万円

COR(売上高炭素比率)

年間CO2排出量(kg)÷ 売上高(百万円)
Scope1+2
47kg
Scope3
931kg

COA(総資産炭素比率)

年間CO2排出量(kg)÷ 総資産(百万円)
Scope1+2
50kg
Scope3
973kg

Scope1

事業者自らによる直接排出
444t-CO2
2023年実績

Scope2

エネルギー消化に伴う間接排出
25,572t-CO2
2023年実績

Scope3

事業者の活動に関連する他社の排出
511,036t-CO2
2023年実績

スコープ3カテゴリー別データ

カテゴリー2021年度2022年度2023年度
1購入した製品・サービス
333,379
386,392
(53,013)
444,540
(58,148)
2資本財
57,694
48,317
(9,377)
38,135
(10,182)
3燃料・エネルギー関連活動
10,269
9,026
(1,243)
4,624
(4,402)
4輸送・配送(上流)
8,215
11,392
(3,177)
12,523
(1,131)
5事業から発生する廃棄物
703
580
(123)
805
(225)

国際イニシアティブへの参加

check
SBT
RE100
EV100
EP100
UNGC
30by30
GXリーグ

ガバナンス・フレームワーク開示

check
サステナビリティ委員会
check
TCFD・IFRS-S2
TNFD
潜在的環境財務コスト(シナリオ別試算)
2023年度排出量データ: スコープ1(444t)、 スコープ2(25,572t)、 スコープ3(511,036t)
低コストシナリオ
想定単価: 3,000円/t-CO₂
スコープ1:1.3百万円
スコープ2:76.7百万円
スコープ3:15.3億円
総額:16.1億円
売上高比率:0.29%
中コストシナリオ
想定単価: 5,000円/t-CO₂
スコープ1:2.2百万円
スコープ2:1.3億円
スコープ3:25.6億円
総額:26.9億円
売上高比率:0.49%
高コストシナリオ
想定単価: 10,000円/t-CO₂
スコープ1:4.4百万円
スコープ2:2.6億円
スコープ3:51.1億円
総額:53.7億円
売上高比率:0.98%
※潜在的環境財務コストは、仮想的なカーボンプライシングシナリオをもとに算出した参考値です。

環境への取り組み

カーボンニュートラル宣言:2040年度Scope1・2、2050年度Scope1-3ネット

カーボンニュートラル宣言:2040年度Scope1・2、2050年度Scope1-3ネットゼロ目標

TISはカーボンニュートラルを宣言。Scope1・2排出量を2040年度までにゼロ、Scope1・2・3を2050年度までにネットゼロ目標。主要4DCで再エネ100%化(2023年4月〜)によりGHG40%抑制(2022年3月期比)を目指す。

SBT 1.5℃認定取得:2030年度Scope1・2排出量50%削減目標(2019年度比

SBT 1.5℃認定取得:2030年度Scope1・2排出量50%削減目標(2019年度比)

TISはSBT 1.5℃認定を取得。Scope1・2排出量を2030年度までに2019年度比50%削減(従来27.5%から引き上げ)。Scope1・2・3全体では2050年度ネットゼロを目指す。

気候変動関連のリスク・機会

※掲載情報は公開資料をもとに作成しており、全てのリスク・機会を網羅するものではありません。 より詳細な情報は企業の公式発表をご確認ください。

リスク

移行リスク

気候変動規制強化(カーボンプライシング等)によるデータセンター運営コスト増のリスクがある。また、環境配慮型サービスへの市場シフトに対応できない場合、事業機会損失やESG評価低下(企業価値への影響) に繋がる。環境パフォーマンスや情報開示の不備は、企業の評判を損なうリスクも伴う。

物理的リスク

異常気象激甚化や海面上昇は、データセンターやオフィス  の運営に直接的な脅威となる。さらに重要なのは、ITサービスに不可欠なハードウェア等のサプライチェーンが、気候変動による自然災害等で寸断される間接的なリスク  であり、広範囲な影響が懸念される。

機会

顧客の環境負荷低減を支援する「Green by IT」ソリューション(例:「Carbony」)への需要増  が最大の機会である。優れたESG実績(CDP Aリスト 、MSCI A評価  等)は投資家や人材を惹きつけ 、省エネ化によるコスト削減  や「WOOD DREAM DECK」 のようなイノベーション創出も期待される。

目標

TISは野心的な気候目標を設定。Scope1・2排出量を2040年度までにカーボンニュートラル 、Scope1・2・3排出量を2050年度までにネットゼロを目指す。SBT 1.5℃認定も取得し、Scope1・2排出量を2030年度までに50%削減(2019年度比)する。再エネ利用率100%(オフィス・DC)は2031年3月期目標。

環境アナリストレポート

TIS株式会社の環境イニシアチブとパフォーマンスに関する包括的分析

1. TIS株式会社の環境への取り組み:概要

TIS株式会社および同社が属するTISインテックグループは、ITサービス業界において事業を展開しており、近年、ESG(環境・社会・ガバナンス)要素、特に環境持続可能性の重要性が高まっていることを認識しています 1。グループは、「ITで、社会の願い叶えよう。」という基本理念のもと、低・脱炭素化を含む環境課題解決への貢献を掲げています 2。本報告書は、TISの環境への取り組みを、特に「気候変動」「資源循環」「生物多様性」の3分野に焦点を当てて分析することを目的としています。分析にあたっては、統合報告書、ESGデータブック、公式ウェブサイト等の公開情報を主要な情報源としています 7

TISインテックグループは、「コーポレート・サステナビリティ基本方針」 2 及び環境ビジョン・環境宣言・環境行動指針 6 を策定し、環境への取り組みに関するガバナンス体制を構築しています。これらの枠組みの中で、気候変動への対応、循環型社会の形成、生物多様性の保全といったテーマが重点課題として特定されています 10。詳細な非財務情報については、別途「ESGデータブック」が発行されており、ステークホルダーへの情報提供が行われています 1

2. 分野別の具体的取り組み

2.1 気候変動

方針とコミットメント

TISインテックグループは、気候変動を地球環境問題の中でも特に重要度が増している課題として認識し、積極的に対応を進めています 12。そのコミットメントとして、「カーボンニュートラル宣言」を発表しており、以下の目標を掲げています。

  • グループ自身の温室効果ガス(GHG)排出量(Scope 1およびScope 2)について、2040年度(2041年3月期)までにカーボンニュートラルを実現する 12

  • バリューチェーン全体のGHG排出量(Scope 1、2、3)について、2050年度(2051年3月期)までにネットゼロを実現する 12

さらに、科学的根拠に基づく目標設定イニシアチブ(SBTi)から、パリ協定の1.5℃目標に整合したSBT認定を取得しています。これは、2030年度までに事業活動からのGHG排出量(Scope 1+2)を2019年度比で50%削減するという目標に基づいています 12。当初は2℃目標(27.5%削減)で認定を受けていましたが、目標を引き上げ、1.5℃水準での再認定を取得しました 12。また、統合報告書2024では、中期目標として2027年3月期までにScope 1+2排出量を2020年3月期比で70%削減する目標も示されています 15

複数の目標(SBT、カーボンニュートラル、ネットゼロ)を設定し、かつSBT目標を2℃水準から1.5℃水準へと引き上げたことは、気候変動に対する包括的な計画と、変化する科学的知見やステークホルダーの期待に応えようとする積極的な姿勢を示しています 12。ただし、中期目標の基準年がSBT目標(2019年度基準)と異なる(2020年度基準)点 12 については、報告基準の変更、買収等に伴う再計算 11、あるいは新たな戦略計画との整合性を反映している可能性があり、継続的な進捗評価のためには背景の理解が重要となります。

データセンターにおける取り組み

グループのScope 1・2排出量のうち、データセンター事業からの排出が7割以上を占めていることから 12、同事業における排出削減は気候変動戦略の要となります。主な取り組みとして、以下の点が挙げられます。

  • 適切な空調管理、設備類の更新・改善による効率化と省エネルギー化の推進 12

  • 主要4データセンター(東京第4DC、大阪第2DC、大阪第3DC、大阪第4DC)において、2023年4月より使用電力を100%再生可能エネルギー由来の電力に転換しました 12。この転換により、グループ全体のGHG排出量を約40%(2022年3月期比)抑制することを目指しました 12

  • その他の取り組みとして、自然光採光、小規模太陽光発電の設置、屋上緑化などを推進しています 12

  • オフィス・データセンターにおける再生可能エネルギー利用率を2031年3月期までに100%とする目標も設定されています 15

データセンターは排出量の大部分を占めるため、ここに注力することは合理的です。主要データセンターにおける再生可能エネルギーへの大規模な転換は、Scope 1・2排出量削減目標達成のための強力な手段であり、後述する顕著な削減実績やCDP評価の向上に直接的に繋がっていると考えられます。

オフィスにおける取り組み

オフィスにおいても排出削減が進められています。

  • 地域毎でのグループオフィス集約の推進 12

  • 東京本社、名古屋本社、大阪本社、豊洲オフィスなど主要拠点への再生可能エネルギー導入。他のオフィスへも順次拡大予定 12

  • 適正な空調設定温度の維持や電気の自動消灯など、省エネルギー化の推進 12

実績データ

TISインテックグループの気候変動に関する主な実績は以下の通りです。

  • GHG排出量(Scope 1+2):2024年3月期において、2020年3月期比で60%の削減を達成しました 15

  • 再生可能エネルギー利用率:オフィス・データセンター全体で、2024年3月期に56.7%に達しました。これは前年度(2023年3月期)の18.4%から大幅な増加です 15

  • CDP評価:国際的な環境情報開示プラットフォームであるCDPの2024年気候変動調査において、最高評価である「Aリスト」企業に選定されました 18

過去1年間で再生可能エネルギー利用率が18.4%から56.7%へと急上昇した事実は、データセンターにおける再生可能エネルギー導入策(2023年4月開始) 12 の効果が明確に表れた結果であり、Scope 1+2排出量の大幅削減 15 とCDPにおける高評価 18 を裏付けるものです。

2.2 資源循環

方針と目標

TISインテックグループは、環境行動指針において資源循環の重要性を認識し、廃棄物の削減と再利用に向けた取り組みを進めています 10。具体的には、5R(リフューズ、リデュース、リユース、リペア、リサイクル)の推進が掲げられています 11

  • 特にITを活用した紙使用量の削減に注力し、森林資源の保全に努める方針です 10

  • グループ全体としての水・廃棄物に関する削減目標は策定・推進中であると報告されています 15

  • グループ会社である株式会社ティー・アイ・エス(TIS Corp)では、再生紙(古紙パルプ配合率100%)の利用、裏紙利用の推奨、廃棄物の分別徹底、マイカップ・マイボトルの利用推奨、故障品の修理検討といった具体的な活動を行っています 20

気候変動目標と比較すると、廃棄物(紙以外)や水使用に関するグループ全体の定量的な目標設定や開示は、まだ発展途上にあるように見受けられますが、目標策定が進められていることは前向きな動きです 15。紙使用量削減 10 や一般的な5R原則 11 は強調されていますが、具体的な進捗を示すデータが待たれます。

具体的施策

資源循環に関する具体的な施策としては、以下のものが挙げられます。

  • 紙使用量の削減努力 11

  • 「WOOD DREAM DECK」プログラム:Web3技術やNFTを活用し、地域の未利用間伐材などの森林資源の循環利用を活性化させる取り組みです。山主、製材業者、職人、地域内外の支援者などを繋ぐコミュニティを形成し、トークン発行やNFTによる付加価値向上を通じて、森林の健全化、CO2吸収能力向上、生物多様性保全、地域経済活性化を目指します 21

  • その他のグループ会社での取り組み:TIS Corpによる中古品売買サイト「買取ステーション」運営を通じたリユース促進、詰め替え式ウォーターサーバーへの変更によるペットボトル削減、梱包材の再利用など 20。クオリカ株式会社も資源の循環的利用に配慮した事業活動を行うとしています 26

「WOOD DREAM DECK」は、TISのコア技術を活用した革新的なイニシアチブであり、外部の森林資源循環に貢献する点で注目されます 21。ただし、このプログラムが現時点でTIS自身の事業活動から生じる廃棄物(例:電子廃棄物、オフィス廃棄物)の削減にどの程度直接的に貢献しているかは、別途評価が必要です。

実績データ

資源循環に関する実績データとしては、以下の点が報告されています。

  • 紙購入枚数:削減状況を示すグラフが存在しますが、具体的な数値データは別途確認が必要です 11

  • 廃棄物・水使用量:主要グループ会社の廃棄物量データ取得や、水・廃棄物に関する現状把握および削減目標の策定が進められている段階です 15。詳細な排出量やリサイクル率、水使用量のデータ開示が期待されます。

2.3 生物多様性

方針と関連性

TISインテックグループは、環境行動指針の中で、事業活動が生物多様性から恩恵を受け、また影響を与えていることを認識し、ITを駆使して生物多様性の保全に向けた取り組みを進めるとしています 10。グループ会社のクオリカ 26 や、グループ全体のサステナビリティ方針(ISO 26000参照) 27 でも生物多様性への配慮が言及されています。

  • 「WOOD DREAM DECK」プログラムは、森林資源の循環利用を通じて森林の健全性を維持・向上させることが、生物多様性の保全にも繋がるという関連性を示しています 21

気候変動分野と比較すると、生物多様性に関しては、方針レベルでの認識は示されているものの、WOOD DREAM DECKを除き、グループ全体としての具体的な戦略、定量目標、網羅的なパフォーマンス指標に関する情報は、提供された資料からは限定的です 8

具体的施策

生物多様性保全に資する具体的な施策としては、主に以下の点が挙げられます。

  • 「WOOD DREAM DECK」による健全な森林育成支援を通じた間接的な貢献 21

  • その他、生物多様性に関する具体的な保全活動やサプライチェーンにおける影響評価に関する情報は、現時点では確認されていません。

実績データ

生物多様性に関する影響や保全活動に関する定量的なデータや指標は、提供された資料からは確認できませんでした。競合他社ではTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)への対応を進める動きも見られるため 28、今後の情報開示が注目されます。

3. 潜在的リスクと事業機会

環境関連リスク分析

TISインテックグループが直面する可能性のある環境関連リスクは多岐にわたります。

  • 規制リスク: 気候変動に関する規制強化(カーボンプライシング導入、排出基準厳格化など)は、特にエネルギー消費量の多いデータセンター事業の運営コスト増加に繋がる可能性があります。

  • 市場リスク: 環境意識の高い顧客は、より環境性能の高いITサービスやプロバイダーを選好する傾向にあります。サステナビリティへの取り組みが不十分と見なされた場合、ビジネス機会の損失や、ESG投資評価への悪影響(企業価値の低下)に繋がる可能性があります 31

  • 評判リスク: 環境パフォーマンスの低さ、情報開示の不透明性、グリーンウォッシング(環境配慮を装うこと)への批判などが、企業評判を損なう可能性があります。

  • 物理的・サプライチェーンリスク: 気候変動に伴う異常気象の激甚化や海面上昇などは、TIS自身の事業拠点(データセンター、オフィス) 12 の運営に支障をきたす可能性があります。さらに重要な点として、ITサービスに不可欠なハードウェア等のサプライチェーンが、気候変動による自然災害等で寸断されるリスクがあります 34。IT業界特有のリスク、例えばシステム障害 37 や人材獲得・維持の問題 38 も、環境要因によって増幅される可能性があります。

TISのようなITサービス企業にとって、気候変動による直接的な物理リスクは主にデータセンターに集中する一方、ハードウェアのサプライチェーンを通じた間接的なリスクは広範囲に及び、管理がより複雑になる可能性があります。データセンターは電力供給や冷却システムの安定性が不可欠であり 12、気候関連の混乱に脆弱です。同時に、ITサービスは世界中で製造されるハードウェアに依存しており、これらの供給網が気候イベントによって混乱すれば 34、TIS自身の施設が無事であってもサービス提供能力に深刻な影響が出かねません。

事業機会の特定

環境要因はリスクだけでなく、新たな事業機会ももたらします。

  • グリーンITソリューション("Green by IT"): 顧客企業自身の環境負荷低減(省エネルギー化、サプライチェーン最適化、リモートワーク支援、脱炭素化プラットフォーム提供など)を支援するITソリューションへの需要が高まっています 40。TISが開発した脱炭素ソリューションブランド「Carbony」 44 や、グループが掲げる社会課題解決(低・脱炭素化など)への貢献方針 3 は、この機会と合致しています。

  • ESG投資と評判: 優れたESGパフォーマンスと透明性の高い情報開示は、ESG投資家や優秀な人材を惹きつける要因となります 31。CDP「Aリスト」選定やMSCI ESGレーティング「A」評価といった高い外部評価は、この点で有利に働きます 18

  • オペレーション効率("Green of IT"): データセンターやオフィスにおける省エネルギー化、廃棄物削減、資源利用の最適化は、コスト削減に直結します 41

  • イノベーション: 「WOOD DREAM DECK」 21 や「Carbony」 44 のように、サステナビリティに関連する新しいサービスやビジネスモデルを創出する機会があります。

ITサービス企業であるTISにとって、特に大きな事業機会は「Green by IT」の領域にあると考えられます。自社のコアコンピタンスであるIT技術を活用し、他産業の脱炭素化やサステナビリティ向上を支援することは、市場の需要に応え、高付加価値なサービスを創出する道筋となります 40。顧客の環境課題解決に貢献するソリューション(例:「Carbony」44)の開発・提供は、TISの技術力と市場ニーズが合致する領域です 1

4. 業界のベストプラクティス

ITサービス業界における環境に関する先進的な取り組み(ベストプラクティス)としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 気候変動:

    • SBT 1.5℃目標やネットゼロ目標といった、科学的根拠に基づいた野心的な目標設定。

    • データセンターや事業運営における再生可能エネルギー利用率の最大化(100%への接近)。TIS自身の進捗 12 やNTTデータ 28、富士通 29、NEC 46 の取り組みがこれに該当します。

    • AIを活用した冷却効率化や最新ハードウェア導入など、省エネルギー技術への投資。

    • 顧客の環境負荷低減を支援するグリーンITソリューションの開発・提供 40

      • サプライチェーン(Scope 3)における排出削減へのエンゲージメント強化。TISのサプライヤー向け説明会開催 18、富士通のサプライヤー目標設定要請 29、NTTデータのサプライヤーエンゲージメント 28 などが含まれます。

    • CDP Aリスト評価の獲得やTCFD提言に沿った情報開示など、高い透明性の確保。

  • 資源循環:

    • ITハードウェアに関するサーキュラーエコノミー原則の実践(長寿命設計、修理可能性向上、回収プログラム、高付加価値リサイクル・再製品化)。TIS Corpのリユース促進 20 は一部関連しますが、グループ全体のハードウェアライフサイクル管理に関する情報は限定的です。

    • 一般廃棄物、産業廃棄物、電子廃棄物など、多様な廃棄物に関する包括的な削減プログラムと高いリサイクル率の達成。NTTデータの99%リサイクル目標 28 などが例として挙げられます。

    • 特にデータセンターにおける水効率改善策(水使用量削減目標、効率的な冷却技術、水リサイクル)。NTTデータ 28、富士通 29、NEC 46 などが関連データを開示しています。

    • ペーパーレス化の徹底 41

  • 生物多様性:

    • バリューチェーン全体における自然への影響と依存度に関する評価の実施(TNFDフレームワーク等への準拠) 47

    • 負の影響(生息地破壊、汚染など)を低減するための具体的かつ測定可能な目標設定。

    • 事業所の立地選定、操業、サプライチェーン管理における生物多様性配慮の統合。

    • 自然再生型ソリューションや保全プロジェクトへの投資。富士通の沼津工場「自然共生サイト」認定 29、NECの事業所での保全活動や田んぼ作りプロジェクト 46、NTTデータの森林再生プロジェクト 48 などが該当します。

    • 生物多様性のモニタリングや保全を支援するITソリューションの開発。Nature Metrics社の例 47 やNTTデータの衛星技術活用 49 が挙げられます。

TISは気候変動対策、特にデータセンターの再生可能エネルギー化とCDPスコアにおいてリーダーシップを示していますが、資源循環(特に電子廃棄物・ハードウェアライフサイクル管理)や生物多様性(特定のプロジェクトを超えた体系的な評価や目標設定)の分野では、グローバルな先進事例や一部競合他社の取り組みと比較して、更なる強化の余地があると考えられます。気候変動への注力 12 は明確ですが、電子廃棄物管理や包括的な生物多様性戦略に関する詳細情報は限定的であり、NTTデータ 28、富士通 29、NEC 46 などはこれらの分野でより広範な活動や目標を示しており、進化するベストプラクティス 47 を反映している可能性があります。

5. 競合他社の分析

主要競合企業(NTTデータ、富士通、NEC、SCSK)の特定

NTTデータ、富士通、NEC、SCSKは、日本のITサービス市場における主要プレイヤーであり、TISと多様なサービス分野で競合しています 1

各社の環境への取り組み比較

これらの競合他社もESG、特に環境への取り組みを強化しており、TISのパフォーマンスを評価する上で重要な比較対象となります。

気候変動:

  • 目標: 全ての主要競合他社が、SBT認定目標やネットゼロ目標など、野心的な気候変動目標を掲げています。例えば、ネットゼロ目標達成年については、TIS(Scope 1-3、2050年度)12 に対し、NTTデータ(Scope 1-3、2040年)28、富士通(Scope 1-3、2040年度)29、NEC(Scope 1-3、2040年)46 と、より早期の達成を目指す企業も見られます。SCSKは2050年までにScope 1+2排出量100%削減を目標としています 30

  • 再生可能エネルギー: データセンターにおける再生可能エネルギー導入は業界共通の重点施策です。TISが2024年3月期に利用率56.7%を達成した 15 のに対し、各社の報告書にはそれぞれの達成率や目標が記載されています(例:NECは2023年度実績34%、2040年度目標100% 46、富士通は2023年度実績42.9%、2025年目標50%以上 29)。

  • その他: NTTデータはAIを活用した空調最適化 48、富士通はサプライチェーン排出削減目標 29、NECは長年にわたるCDP Aリスト評価 50、SCSKは具体的な削減目標 30 など、各社特色ある取り組みを進めています。

資源循環:

  • 廃棄物: NTTデータは2030年に廃棄物リサイクル率99%以上という高い目標を設定しています 28。NECは廃プラスチック排出量削減目標(2023年度実績:2019年度比46%減)と使用済み製品の再資源化率(98%)・資源再利用率(90%)を報告しています 46。SCSKは事務用紙と一般廃棄物の削減実績を報告しています 30。富士通はサーキュラーエコノミー型ビジネスモデルに資する製品・サービスの開発を目標としています 29

  • 水: 富士通は具体的な水使用量削減目標と実績(2023年度:5.9万m3削減)を開示しています 29。NECも水使用量削減目標を持ち、2023年度に基準年比26%削減を達成しています 46。NTTデータは水リスク評価に基づき対策を講じています 28。SCSKは特定のデータセンター技術による水資源節約効果に言及しています 30

生物多様性:

  • 方針・目標: 富士通は「エコロジカル・フットプリント」を用いた評価に基づき、具体的な負の影響低減目標(2025年までに12.5%以上減)を設定しています 29。NTTデータは「Nature Conservation」をマテリアリティとし、TNFDに沿った情報開示や拠点分析を進めています 28。NECは「生物多様性行動指針」に基づき活動し、保全対策実施件数を目標としています 46。SCSKはTNFDフォーラムに参画しています 30

  • 取り組み: 各社とも方針に加え、具体的な活動を展開しています。富士通は「自然共生サイト」認定 29、NECは事業所での長年の保全活動や田んぼ作りプロジェクト 46、NTTデータは森林再生プロジェクト 48 などが挙げられます。

日本のITサービス業界におけるESGパフォーマンス競争は激しく、主要な競合他社はいずれも、特に気候変動に関して高いレベルのコミットメントと情報開示を行っています。中でも富士通は、MSCIのAAA評価や定量的な生物多様性目標を持つ点で先進性がうかがえます。NECもCDPにおける長年の高評価が示すように、持続的なリーダーシップを発揮しています。TISは、近年のCDP「Aリスト」獲得など競争力のあるポジションにいますが、資源循環や生物多様性に関する情報開示や戦略の具体性において、トップランナーに追いつくための取り組みが求められる可能性があります。

6. 環境スコアのベンチマーキング

外部評価機関による環境スコアは、企業の取り組みレベルを客観的に比較する上で有用な指標となります。

TIS及び競合他社のCDPスコア

CDP気候変動スコアは、企業の気候変動に対する戦略、リスク管理、排出削減努力、情報開示の質などを評価します。最新(2024年評価)のスコアは以下の通りです。

  • TIS: A 18

  • NTTデータ: A (3年連続)51

  • 富士通: A (7年連続)53

  • NEC: A (5年連続または6年連続)50

  • SCSK: A 57

全ての主要企業が最高評価の「A」を獲得しており、日本の大手ITサービス企業が気候変動対策と情報開示において高い水準にあることを示しています。また、サプライヤーエンゲージメント評価においても、富士通 58、NEC 56、SCSK 45 が最高評価のリーダーに選定されており、TISもサプライヤーエンゲージメント強化に取り組んでいます 18

TIS及び競合他社のMSCI ESGレーティング等

MSCI ESGレーティングは、環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)の観点から、業界固有のリスクに対する企業の対応力を評価するものです。最新の評価は以下の通りです(評価時点は各社で異なる可能性があります)。

  • TIS: A 17 (※なお、日本格付研究所(JCR)による格付けはA+ 59

  • NTTデータ: A 60 (SustainalyticsではLow Risk 61

  • 富士通: AAA 58 (SustainalyticsではLow Risk 63

  • NEC: A 56 (SustainalyticsではLow Risk 65

  • SCSK: A 45

CDPスコアとは異なり、MSCI ESGレーティングでは評価に差が見られます。富士通が最上位のAAA評価を獲得している一方、TIS、NTTデータ、NEC、SCSKはA評価となっています。これは、MSCIの評価手法が気候変動だけでなく、より広範なESGリスク管理能力を反映しているためと考えられます。TISは、FTSE Blossom Japan IndexやMSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数など、主要なESG指数にも選定されており 19、競合他社も同様に多くの指数に組み入れられています 56

CDP気候変動スコアが軒並み高評価であることは、この分野が日本の大手IT企業にとって管理・開示が進んだテーマであることを示唆しています。一方、MSCI ESGレーティングにおける差異は、より広範なESGリスク管理やMSCIが重視する特定の要因において、企業間でパフォーマンスの違いがあることを示しています。富士通のAAA評価は業界内で突出しており、TISは強力な競合グループ内に位置づけられますが、絶対的なトップではないことを示唆しています。

7. 現状の課題と推奨事項

TISが直面する課題の評価

TISインテックグループは環境分野で顕著な進捗を見せていますが、更なる向上に向けて以下の課題に直面していると考えられます。

  • 野心的な目標達成: 2030年のSBT目標、2040年のカーボンニュートラル目標、2050年のネットゼロ目標、特に規模が大きく複雑なScope 3排出量削減目標の達成に向けた継続的な努力が必要です 11。再生可能エネルギー導入のペース維持も課題です 15

  • 資源循環・生物多様性戦略の成熟度: 紙以外の資源循環(特に電子廃棄物のライフサイクル管理)や生物多様性に関して、方針表明や個別プロジェクト(WOOD DREAM DECK等)を超えた、グループ全体の包括的な戦略、定量目標、パフォーマンスデータの策定と開示が求められます(上記分析に基づく)。水・廃棄物に関する目標策定の完了と実行も必要です 15

  • データの透明性と網羅性: グループ全体(子会社含む)4 にわたる一貫性のある包括的なデータ収集・報告体制の強化が必要です。ESGデータブック 8 や統合報告書 15 における詳細情報の拡充、目標設定における基準年の一貫性確保(上記分析に基づく)などが考えられます。

  • サステナビリティの統合: 環境配慮を、特定のイニシアチブだけでなく、全ての事業運営やサプライチェーン管理にさらに深く組み込むことが求められます。サステナビリティ投資のコストと事業パフォーマンスのバランスを取ることも重要です 41

  • 競争環境: 主要な競合他社が設定する高いESGパフォーマンス基準に追随、あるいはそれを超えていく必要があります(上記分析に基づく)。

戦略的推奨事項

上記の課題を踏まえ、TISインテックグループが環境パフォーマンスをさらに向上させるために、以下の戦略的行動を推奨します。

  • 資源循環戦略の強化: グループ全体の廃棄物(特に電子廃棄物)削減および水消費に関する明確な定量目標を設定・公表する。IT資産ライフサイクル管理プログラムを導入し、リユース、再製品化、高付加価値リサイクルを推進し、サーキュラーエコノミーのベストプラクティスに整合させる。

  • 包括的な生物多様性アプローチの策定: TNFDフレームワーク 47 などを参考に、グループ全体の生物多様性への影響と依存度に関する評価を実施する。WOOD DREAM DECK以外の領域も含め、具体的かつ測定可能な目標を設定し、その結果を事業運営上の意思決定やサプライチェーンのリスク管理に統合する。

  • Scope 3行動計画の具体化: 2050年のScope 3ネットゼロ目標達成に向けたロードマップを詳細化し、特に影響の大きいカテゴリ(購入した製品・サービス:カテゴリ1、販売した製品の使用:カテゴリ11)に焦点を当てる。サプライヤーエンゲージメントプログラムを深化させ、明確な期待値を設定し、支援を提供する(18の取り組みを基盤とする)。

  • データ粒度と報告の改善: ESGデータブックや統合報告書において、資源循環と生物多様性に関するより詳細なパフォーマンスデータを開示する。報告方法論と目標基準年の一貫性を確保する。WOOD DREAM DECKのようなイニシアチブについては、その規模と全体的な事業運営に対する影響について、より多くの文脈情報を提供する。

  • 「Green by IT」機会の活用: 顧客のサステナビリティ目標達成を支援するITソリューション(例:「Carbony」44)を積極的に推進・拡大し、TISをグリーン移行の重要なイネーブラーとして位置づける 40

  • 継続的なベンチマーキング: 競合他社(特に富士通のようなリーダー企業)の動向や進化するベストプラクティスを定期的に監視し、改善領域を特定し、競争力を維持・強化する。

8. 結論

TISインテックグループは、環境分野において、特に気候変動対策で目覚ましい進捗を遂げています。野心的な目標設定、データセンターにおける再生可能エネルギーへの大胆な転換、そしてCDP気候変動における最高評価「Aリスト」の獲得は、そのリーダーシップを明確に示しています。日本の主要ITサービス企業の中でも競争力のあるポジションを確立していますが、MSCI ESGレーティングでは富士通が最上位評価を獲得しており、業界トップとの差も存在します。

今後の課題としては、気候変動対策で示された高いレベルのコミットメントと透明性を、資源循環(特に電子廃棄物管理)および生物多様性の分野にも展開していくことが挙げられます。これらの分野における包括的な戦略、定量目標、詳細なパフォーマンスデータの開示を強化することは、TNFDなど進化するステークホルダーの期待に応える上で不可欠です。

環境リスク管理の強化、グリーンITソリューションという事業機会の獲得、そして長期的な企業価値向上を実現するためには、サステナビリティへの継続的な投資と取り組みの深化が、TISインテックグループにとって今後ますます重要となるでしょう。

引用文献

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  2. TISインテックグループ、コーポレート・サステナビリティ基本方針及び人権方針を制定 - PR TIMES, 4月 20, 2025にアクセス、 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000981.000011650.html

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  4. TISインテックグループ「健康経営優良法人2025」に8社認定 | 株式会社アグレックス, 4月 20, 2025にアクセス、 https://www.agrex.co.jp/news/detail/20250310_01.html

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  6. Environment | 株式会社アグレックス, 4月 20, 2025にアクセス、 https://www.agrex.co.jp/sustainability/environment.html

  7. サステナビリティ | TISインテックグループ - TIS株式会社, 4月 20, 2025にアクセス、 https://www.tis.co.jp/group/sustainability/

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  9. 統合報告書 / アニュアルレポート | IRライブラリ | IR情報 - TIS株式会社, 4月 20, 2025にアクセス、 https://www.tis.co.jp/ir/finance/annual_report/

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  17. グループビジョン2032 及び中期経営計画(2024-2026)の策定に関するお知らせ - TIS株式会社, 4月 20, 2025にアクセス、 https://www.tis.co.jp/documents/jp/ir/other/materials/240508_1.pdf

  18. TIS、CDP 2024「気候変動」分野において最高評価「Aリスト」企業に選定 | お知らせ, 4月 20, 2025にアクセス、 https://www.tis.co.jp/news/2024/tis_info/20250228_1.html

  19. 社外からの評価 | サステナビリティ | TISインテックグループ, 4月 20, 2025にアクセス、 https://www.tis.co.jp/group/sustainability/evaluation/

  20. SDGsへの取り組み - 株式会社ティー・アイ・エス, 4月 20, 2025にアクセス、 https://www.tis-corp.jp/sdgs/

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  22. TIS、web3を活用し地域の森林資源の活用で経済循環と環境保全を両立するエコシステムの構築を目指すプログラム「WOOD DREAM DECK」を始動 - NFT Media, 4月 20, 2025にアクセス、 https://nft-media.net/nft-production/nft-tis-wooddreamdeck/28736/

  23. TIS、Web3を活用し地域の森林資源の活用で経済循環と環境保全を両立するエコシステムの構築を目指すプログラム「WOOD DREAM DECK」を開始 - Digital Shift Times, 4月 20, 2025にアクセス、 https://digital-shift.jp/flash_news/FN230322_2

  24. TIS、web3を活用し地域の森林資源の活用で経済循環と環境保全を ..., 4月 20, 2025にアクセス、 https://www.tis.co.jp/news/2022/tis_news/20230320_1.html

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  63. Fujitsu Ltd. ESG Risk Rating - Sustainalytics, 4月 20, 2025にアクセス、 https://www.sustainalytics.com/esg-rating/fujitsu-ltd/1008272327

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  65. NEC Corp. - Company ESG Risk Rating - Sustainalytics, 4月 20, 2025にアクセス、 https://www.sustainalytics.com/esg-rating/nec-corp/1007910180

  66. NEC、ESG投資指標「Dow Jones Sustainability Indices (DJSI)」の「World」「Asia Pacific」に選定 | 日本電気株式会社のプレスリリース - PR TIMES, 4月 20, 2025にアクセス、 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000793.000078149.html

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  68. 外部評価 | サステナビリティ - NTT Group, 4月 20, 2025にアクセス、 https://group.ntt/jp/sustainability/evaluation/

  69. GPIF が採用する国内株式を対象としたすべてのESG 指数に選定 - SCSK, 4月 20, 2025にアクセス、 https://www.scsk.jp/news/2023/pdf/20230728_2.pdf

  70. サステナビリティ | クオリカ株式会社, 4月 20, 2025にアクセス、 https://www.qualica.co.jp/sustainability/

TISのGHG排出量推移

GHG排出量推移

「Scope1」の過去3年の推移

2023年444t-CO2
2022年481t-CO2
2021年513t-CO2

「Scope2」の過去3年の推移

2023年25,572t-CO2
2022年53,076t-CO2
2021年64,157t-CO2

「Scope3」の過去3年の推移

2023年511,036t-CO2
2022年465,225t-CO2
2021年418,761t-CO2

COR(売上高あたりのCO2排出量)推移

スコープ1+2

スコープ1+2 CORの過去3年推移

2023年47kg-CO2
2022年105kg-CO2
2021年134kg-CO2

スコープ3

スコープ3 CORの過去3年推移

2023年931kg-CO2
2022年915kg-CO2
2021年868kg-CO2

COA(総資産あたりのCO2排出量)推移

スコープ1+2

スコープ1+2のCOA推移

2023年50kg-CO2
2022年116kg-CO2
2021年136kg-CO2

スコープ3

スコープ3のCOA推移

2023年973kg-CO2
2022年1,006kg-CO2
2021年879kg-CO2

業績推移

売上推移

2023年5,490億円
2022年5,084億円
2021年4,825億円

純利益推移

2023年489億円
2022年555億円
2021年395億円

総資産推移

2023年5,255億円
2022年4,623億円
2021年4,766億円

すべての会社・業界と比較

環境スコアポジション

TISの環境スコアは240点であり、すべての会社における環境スコアのポジションと業界内におけるポジションは下のグラフになります。

すべての会社と比較したポジション

業界内ポジション

TISのCORポジション

TISにおけるCOR(売上高(百万円)における炭素排出量)のポジションです。CORは数値が小さいほど環境に配慮したビジネスであると考えられます。TISのスコープ1+2の合計のCORが47kg-CO2であり、スコープ3のCORが931kg-CO2になります。グラフはGHG排出量のスコープ別に分かれており、すべての会社と業界内におけるそれぞれのポジションを表しています。
全体におけるTISのCORポジション

CORスコープ1+2

CORスコープ3

業界内におけるTISのCORポジション`

CORスコープ1+2

CORスコープ3

TISのCOAポジション

TISにおけるCOA(総資産(百万円)における炭素排出量)ポジションです。COAもCAR同様、数値が小さいほど環境に配慮したビジネスを行っていると考えられます。TISのスコープ1+2の合計のCORが50kg-CO2であり、スコープ3のCORが973kg-CO2になります。グラフはGHG排出量のスコープ別に分かれており、すべての会社と業界内におけるそれぞれのポジションを表しています。
全体におけるTISのCOAポジション

COAスコープ1+2

COAスコープ3

業界内におけるTISのCOAポジション

COAスコープ1+2

COAスコープ3

環境スコアランキング(全社)

集計数:1049企業
平均点数:180.6
CDPスコア気候変動勲章
三菱電機
6503.T
プライムアイコンプライム
プライムアイコン製造業
505
CDPスコア気候変動勲章
コニカミノルタ
4902.T
プライムアイコンプライム
プライムアイコン製造業
500
CDPスコア気候変動勲章
豊田自動織機
6201.T
プライムアイコンプライム
プライムアイコン製造業
480
4
古河電気工業
5801.T
プライムアイコンプライム
プライムアイコン製造業
470
5
味の素
2802.T
プライムアイコンプライム
プライムアイコン製造業
460
6
セコム
9735.T
プライムアイコンプライム
プライムアイコンサービス業
455
7
ダイキン工業
6367.T
プライムアイコンプライム
プライムアイコン製造業
450
8
アイシン
7259.T
プライムアイコンプライム
プライムアイコン製造業
450
9
三ツ星ベルト
5192.T
プライムアイコンプライム
プライムアイコン製造業
445
10
フジクラ
5803.T
プライムアイコンプライム
プライムアイコン製造業
445

業界別環境スコアランキング

集計数:106企業
平均点数:147.1
CDPスコア気候変動勲章
KDDI
9433.T
プライムアイコンプライム
プライムアイコン運輸・情報通信業
440
CDPスコア気候変動勲章
日鉄ソリューションズ
2327.T
プライムアイコンプライム
プライムアイコン運輸・情報通信業
375
CDPスコア気候変動勲章
ソフトバンク
9434.T
プライムアイコンプライム
プライムアイコン運輸・情報通信業
360
4
BIPROGY
8056.T
プライムアイコンプライム
プライムアイコン運輸・情報通信業
335
5
LINEヤフー
4689.T
プライムアイコンプライム
プライムアイコン運輸・情報通信業
330
6
東急
9005.T
プライムアイコンプライム
プライムアイコン運輸・情報通信業
325
7
ティーガイア
3738.T
プライムアイコンプライム
プライムアイコン運輸・情報通信業
315
8
ソフトバンクグループ
9984.T
プライムアイコンプライム
プライムアイコン運輸・情報通信業
315
9
USEN-NEXT HOLDINGS
9418.T
プライムアイコンプライム
プライムアイコン運輸・情報通信業
305
10
東宝
9602.T
プライムアイコンプライム
プライムアイコン運輸・情報通信業
305